小型犬で室内飼いのチワワは、あまり多くの運動を必要としません。だからと言って、散歩で外を出ることのない生活は精神衛生上よくありません。また、チワワは華奢な体格なので、骨や関節の病気対策、健康維持として散歩がとても重要になってきます。
散歩は、パートナーとの絆を深める瞬間の1つでもあります。外での基本的なしつけを身に付けて楽しい散歩に出かけましょう!
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チワワのお散歩。本当に必要?
チワワにとってお散歩は、健康維持と社会性を身に着けるために重要です。1日に必要な運動は室内の遊びだけでは足りません。チワワにとっていつも同じ景色だけを見て過ごしていると視野が狭くなり、見知らぬ人や物に対して異常な恐怖心を抱くようになってしまいます。
そういった社会慣れしていないチワワは、動物病院や狂犬病の集団接種時などにやたらと吠えたり、落ち着きがなくなったりと大変な思いをする可能性があります。
散歩で飼い主さん以外の人やワンちゃんとの触れ合う機会が増すと、犬自身がコミュニケーションの方法を学び、脳の働きが活性化されていきます。また、飼い主さんと一緒に歩くことで絆をより一層深めることができ、主従関係の構築にも繋がります。
チワワの散歩の時間ってどれくらい?
チワワは、1日に必要な運動量は15分前後と言われています。距離に換算すると、1km程度です。運動時間だけなら、室内遊びだけでも十分クリアできますが、しつけをする上では不十分と言えます。
社会性を身に着けつつ、リフレッシュの時間として15分程度のお散歩を1日1回~2回すると良いでしょう。一方、15分以上継続しての運動は、チワワの身体に負担がかかるので、注意が必要です。
また、真夏のアスファルトは、チワワちゃんにとってとても熱く、肉球を火傷する危険性あるので、夏の暑い時期は朝夕の涼しい時間帯に散歩をするようにしましょう。
チワワが散歩で歩かない時、どうすれば良いの?
子犬の時からあまりお外を見ていないチワワの場合は、怖がって外へ出たがらないことがあります。特に、チワワは、臆病な子も多いので、少しずつ慣らしてあげる必要があります。
子犬のころからの実践がベストですが、成犬だからって諦める必要はありません。以下のような方法を繰り返し試してみてくださいね♪
散歩で歩かせるための方法①
まずはチワワちゃんを抱っこをしてお散歩してあげましょう。外の空気に触れるだけで、チワワちゃんも飼い主さんも気分転換になりますよ。チワワちゃんが慣れてきたら地面に下ろしてみましょう。
散歩で歩かせるための方法②
チワワちゃんにお外に出ると良いことがある、と教えていきます。チワワちゃんの目の前に大好きなおやつをかざし、一歩二歩でも進めたら褒めながらおやつを与えます。これを繰り返し、1メートルあるいたらご褒美、3メートル歩いたらご褒美と、少しずつ距離を延ばしていきます。リードを持つ人と、おやつを持つ人と、何名かで手分けすると楽ですよ。
散歩で歩かせるための対処例
おもちゃで遊ぶのが好きなチワワは、わんちゃんが遊べる場所に連れて行き(抱っこで構いません)着いたらいっぱい遊んであげましょう。お散歩に行くと遊べるんだ、と分かると颯爽とお散歩に行きたがるようになります。
チワワの散歩。基本ポジションとは?
それでは、最後に散歩時の飼い主とワンちゃんのポジションについて説明していと思います。勿論、これだけが正しい方法ではありませんが、散歩時の基本的なルールを決めておくとしつけとして有効です。
犬を左側につくように歩かせる
散歩は、愛犬は飼い主さんの左側につくように歩かせるのが基本です。リードを着けて野外の雰囲気に慣らすことから始めましょう!
一定の号令を覚えさせる
リードにも野外にも慣れてくれば、歩き始めや向きを変える時に「ツケ」「アトヘ」などの一定の号令をかけて自分の位置を覚えさせます。
チワワが勝手な方向に行かないよう教える
チワワが、自分の興味でリードを勝手に引く時は、決めた号令と一緒に飼くまでも犬が自らのポジションに戻るように教えることです。できなければ何度でも繰り返しましょう。
い主さんの左腿に向けてリードでショックを加え、すぐに緩めます。
気を付けなければならないのは、飼い主さんがリードで引きよさるのではなく、犬が自らの意志でポジションに戻って来たら沢山誉めてあげます。覚えるまでは散歩になりませんが気長に教えてあげましょう!
チワワのお散歩。飼い主さんも楽しんで♪
チワワにとって散歩は、社会性と健康維持に欠かせません。散歩を通して人や他のわんちゃんとの触れ合い方を学ぶことが出来ます。適切な時間を守り、チワワのペースに合わせたしつけを心掛けて、信頼関係を深めましょう。