チワワの多くみられる病気とケガ 気管・呼吸器系のトラブル

小型犬の中でも特に小さく、超小型犬と呼ばれるチワワは、すぐに病気やケガになるイメージがありますが、実は、見た目に反してそれほど弱い犬種ではありません。

それでも、遺伝的にリスクが高い病気や、小型犬ならではの後発性の病気になる可能性があるため注意が必要です。この記事では、チワワの気管や胸の病気でなりやすい「気管虚脱」「ケンネルコフ」について説明してきます。

症状や対処法などの知識をしっかりと身に付け、大切な愛犬チワワを怖い病気から守りましょう!

目次

【気管・胸のトラブル その1】気管虚脱(きかんきょだつ)

【特徴的な症状】
ガーガーという独特な咳を発し、呼吸が困難になる。
【対処と予防法】
暑い日の日中の運動を避け、散歩は首輪ではなくハーネスを使う。必要に応じたダイエットも必要。

【説明】
気管の軟骨が弱くなり、呼吸がしにくくなる病気です。アヒルのような鳴き声ようなガーガーという独特な咳を発します。首の部分に発症する場合と胸に発症する場合があります。

考えられる原因は、先天性ものと、後天的には肥満が原因となり興る場合多いと言われています。運動の後や食事、水をも飲んだ後、興奮して吠えた後などにも苦しそうな症状が現れます。

夏場の暑い時に発症することが多いので、この病気が疑われるワンちゃんや治療中のワンちゃんは、暑い日の昼間の散歩や運動は避けた方が無難です。また、肥満は症状を悪化させるのでダイエットの努力も必要です。

【気管・胸のトラブル その2】ケンネルコフ

【特徴的な症状】
長期間続く頑固な咳、発熱、嘔吐など。

【対処と予防法】
早期発見と、獣医師による処置と薬の投与。

【説明】
いくつかの原因ウィスルによって気管に感染する病気です。生命の危機に直結する病気でこそありませんが、感染力が強いので抵抗力の弱い幼犬期は、特に要注意です。また、多頭飼いの場合は、発病した子を早急に隔離する必要があります。

頑固な咳が、長期間続き、発熱や嘔吐などを伴う場合もあります。治療にも長い期間を要することがあり、月齢の低い幼犬は、長く続く症状によって体力を消耗し、命を落とすような例も報告されています。

チワワの気管・呼吸器系の病気は命の危険が伴うので注意が必要です!

いかがでしたでしょうか。チワワの気管・呼吸器系の病気「気管虚脱」「ケンネルコフ」について説明してきましたが、共通していえることは早期発見の重要性です。

病気の早期発見は、飼い主が日ごろから愛犬をきちんと管理して観察できるかにかかっています。今回の記事を参考に予防を心掛けてくださいね。また、定期的な健康診断やペット保険への加入も検討して、万が一に備える準備もおすすめします。

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