チワワに多くみられる病気とケガ 心臓のトラブル

小型犬の中でも特に小さく、超小型犬と呼ばれるチワワは、すぐに病気やケガになるイメージがありますが、実は、見た目に反してそれほど弱い犬種ではありません。

それでも、遺伝的にリスクが高い病気や、小型犬ならではの後発性の病気になる可能性があるため注意が必要です。この記事では、チワワの心臓の病気でなりやすい「僧帽弁閉鎖不全」「うっ血性心不全」について説明してきます。

症状や対処法などの知識をしっかりと身に付け、大切な愛犬チワワを怖い病気から守りましょう!

目次

【チワワの心臓の病気 その1】僧帽弁閉鎖不全(そうほうべんへいさふぜん)

【特徴的な症状】
喉に何かが詰まったような咳をしたり、運動をするとすぐに息があがる。

【対処と予防法】
完治は望めないので、薬を投与しながら定期的診断を受けて悪化を防ぎます。

【説明】
老犬に多く見られる病気です。心臓の中で血液の逆流を防ぐために開閉している弁が変形したり、つなぎの部分が切れてしまうことによって機能しなくなります。そのため、血液の逆流が激しくなり、犬はすぐに息切れを起こします。

また、病態が進行すると肺に水が溜まり、ゼーゼーと苦しそうな咳をします。症状を和らげる薬を投与することで犬は大分楽になりますが、あくまでも対処法に過ぎず、投薬は生涯続けなければなりません。手術で弁を交換する方法も検討されることがあります。

悪化を防ぐには、塩分を控え、運動量も減らす必要があります。

【チワワの心臓の病気 その2】うっ血性心不全

【特徴的な症状】
強い雑心音、深夜の咳など。

【対処と予防法】
早期発見と獣医師による処置と薬の投与。夏場の室温管理など。

【説明】
生後半年以降に発病する後天性の心臓病です。初期の症状として深夜の咳が確認できるでしょう。病気が進行すると深夜だけでなく、日中の安静時や運動中にも咳き込むようになります。

強い雑心音があるのえ、比較的簡単に発見できますが、放置していると呼吸困難に陥ることなどもあり、そうなると入院して酸素吸入が必要になります。早期に発見すれば薬の投与で治療することが可能です。

この病気が確認された犬にとって、夏場の高温多湿は最悪の環境になるので室温管理が必要となります。

定期健診を受け、愛犬の心臓の病気を早期発見しましょう!

いかがでしたでしょうか。チワワの気管・呼吸器系の病気「僧帽弁閉鎖不全」「うっ血性心不全」について説明してきましたが、共通していえることは早期発見の重要性です。

病気の早期発見は、飼い主が日ごろから愛犬をきちんと管理して観察できるかにかかっています。今回の記事を参考に予防を心掛けてくださいね。また、定期的な健康診断やペット保険への加入も検討して、万が一に備える準備もおすすめします。

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