チワワに多くみられる病気とケガ 頭部トラブルとは

チワワは、体が小さいので弱い犬と勘違いされやすいですが弱いではありません。

一方、小型犬だからこそかかりやすい病気や負いやすいケガがあるのも事実です。
この記事では、チワワの頭部の病気やトラブルのいくつかについて説明します。知識として身に付けておくと安心しますよね♪

目次

【頭部トラブル その1】泉門開口(せんもんかいこう)

【特徴的な症状】
頭に触れると骨に穴が開いているように感じる。

【対処と予防法】
先天的な病気のため、特に予防法はありません。

【説明】
泉門開口は、チワワの頭部の病気で比較的多い病気の1つです。
頭の前の部分にある骨が開いた状態になっており、成長過程で閉じることが多いのですが生涯開いたままの個体もいます。

開いていること自体が生命に影響を及ぼすようなことはありませんが、この部分を強く打ったりすると生命の危険に繋がる可能性があります。
飼い主が気にして、触りすぎるのもよくありません。

また、脳脊髄液が溜まり過ぎる水頭症にかかっていることが原因でこの部分の骨が閉じないケースもあります。その場合には特徴として足元がフラフラする、痙攣が起こる、性格的なムラが激しいと言った症状が見られます。

動物病院でレントゲンやCTスキャンを受けることによって水頭症の併発があるかどうかは確認できます。
上記のような症状がないかどうかをよく観察したうえ、病院に行った際に獣医師に相談してみると良いでしょう。

【頭部トラブル その2】水頭症(すいとうしょう)

【特徴的な症状】
軽度の場合は特になし。
重度になると痙攣、発作・四肢のふらつき、視覚低下など。

【対処と予防法】
先天的な場合がほとんどですが、後発的発症を防ぐためには頭部に強い刺激を加えないこと。

【説明】
脳の中にはある脳室で分泌される脳脊髄液が溜まり過ぎることが原因で、脳を圧迫する病気です。

重度になると痙攣や発作を起こしたり、足元がフラついて愛犬が思うように歩けなくなる、頭部の不快感から頭を壁に押し付ける、視力が低下する、性格的なムラが激しくなる、何事も無気力になるなどの症状が確認できます。

生活に支障をきたす症状が続くようであれば深刻ですが、軽度の症状の場合は病気と診断しない獣医師もいます。

水頭症は、先天性の場合がほとんどですが、まれに事故による党うの損傷から発症するケースもあります。予防法として、愛犬の頭に衝撃を与えないように飼い主が注意することです。

薬物投与や手術することによって、脳を圧迫する脳脊髄液の分泌を抑えることが可能です。

愛犬チワワの頭部トラブル。早めに動物病院に相談しましょう

アップルヘッドが特徴のチワワですが、上記でご説明したような頭部のトラブルがあります。

先天的な病気やトラブルがほとんどですが、愛犬の行動や異変で発見する病気もあります。まずはこのような病気があることを知識として知っておくことで愛犬を救うことができますので覚えておきましょう。

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