人間はストレスが原因で病気になることもあります。それと同じようにチワワの中にはストレスから病気になってしまう場合もあるのです。
まりにも身近な原因が、病気のきっかけになっていたとは・・・と後から悔やむことが少なくなるように、飼い主さんは注意深く愛犬を見守りたいものです。
この記事では、私の身近に起こったストレス性の病気にチワワのおはなしをしていきたいと思います。
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様子がおかしい…
わが家のチワワには兄弟チワワがおりました。同じ時期に現在1歳のチワワを迎え入れたのですが、他にも同居犬がいたために、わが家のチワワは特に何のストレスも感じず今に至っています。
一方、他の家庭に譲渡されたチワワは大勢の兄弟姉妹犬、親族から離されて新しい家族に迎え入れられました。そして、自宅に到着した途端に全く動かず水の飲まないという状況になってしまったのです。
心の病気と告げられました
明らかにおかしい!病気になっているのかもしれない、判断をした飼い主さんは救急病院に連れていくことにしました。
事情を話した時に獣医師さんから告げられたのは…
「チワワにもうつ病があるんですよ」
でした。
大勢のチワワで賑やかに過ごしていたある日、自分だけが他の家庭に移されたいおう大きな環境変化が心に支障をもたらしてしまったようでした。
検査をしてもどこにも異常がなく、看護師が優しく接するとしっぽを振って歓迎したそうです。つまり、チワワは人とのスキンシップに飢えていました。
犬を迎え入れる心の準備は大切
新しい飼い主さんも犬に不慣れでした。初めてチワワを迎えるため、常に恐々、チワワに接しいていたようです。
ただ、それがお互いの緊張を生み出してしまい、ますますチワワの寂しさや不安を助長させたというわけです。
チワワにも心があります。環境の変化に心が付いていけず折れてしまう場合があるのです。それが子犬であっても同じです。オーナーになった以上、寂しさや不安に震えているチワワを大きな愛情で包み込む覚悟が必要なのです。
性格の明るい素直なチワワに育てるためには、できる限りストレスを軽減できる家族の存在が必要です。1年が経過した今も、そのチワワはほんの少し他のチワワよりも大人しいタイプのチワワに成長中です。
旅先のストレスが原因で嘔吐と下痢を起こしたチワワ
次にご紹介するのはストレスが胃腸障害を起こすパターンのチワワの実話です。
その飼い主さんのお宅では年に数回の旅行が定番でした。新しいチワワを迎え入れ、しばらくしたときに旅行に連れ出しました。お出かけがあまり得意ではなかったチワワにとってはそれさえも、ストレスだったのです。
飼い主の趣向で選んだ旅行がチワワにとってはストレスの宝庫だったとしたら、結果的に非常に残念なことです。案の定、ホテルに到着するとすぐに下痢をしてしまい、飼い主さんは気が気ではなかったらしいのです。
一晩中続く下痢
普段の寝床が変わるだけでも、相当なストレスを感じてしまう子にとって、旅行慣れをすることはなかなか困難です。
そのチワワの場合も早朝に嘔吐と下痢がより一層、激しくなり飼い主さんは急遽、チェックアウトをして帰路に向かうほかありませんでした。
滞在時間はたったの11時間という、アクシデントの後、しばらくは胃腸炎も併発。完治までに多くの時間を費やすことになりました。
チワワにとってお出かけ=幸せとは限りません。特に普段と違う場所で眠ることが苦手なチワワにとっては、ストレスに繋がります。
チワワのストレスは環境の変化が原因
環境の変化はチワワの大きなストレスを与えます。その負荷は相当量です。
家の中だけでも環境の変化を感じる場面はたくさんあるのです。
・長い時間の留守番
・シャンプーをすること(風呂場や洗面所を怖がる)
・留守にしていた家族の帰宅
すべてがチワワにとっては環境の変化です。ただあまりにも飼い主さんがそればかりに囚われていると、何も前に進まないのも事実です。
経験値だけが頼りになってしまいがちですが、性格的な問題もあると割り切ることも大切です。無理をしてまで克服をさせるのはどうか?という考え方もあると思います。
心のケアに特化した動物病院に行くのも手
何かを始めなければ、今のストレス満載の生活から抜け出せない。
そう判断した飼い主さんは自分たちで選択をしつつチワワのストレス対策を講じていく必要があります。ストレスが原因で病気になるチワワを少しでも減らす努力は飼い主さん次第です。
それが問題行動に移行してしまうと、さらに体調を崩してしまうきっかけにもなりかねません。中には行動療法という治療を勧めてくれる獣医師もいますので相談してみると良いでしょう。
ストレスに打ち勝つことよりも共存しながら軽減できる方法を考える。それが、今後の幸せなチワワライフに繋がります。