ジメジメ、ムシムシ、ベタベタ。
梅雨の時期はなんだか、気分もどんよりしがちですね。
でも、不快なのは私たちだけではありません。
実は愛犬も同じようにストレスを感じているのです。
そんなときこそ、いつもより少し時間をかけて愛犬のケアをしてみませんか？
たっぷりのスキンシップで心も体もリフレッシュ♡
今回はおうちでできる梅雨時期のケアについてご紹介します♪
ジメジメ時期におこりがちなトラブル
ジメジメした湿気は不快なだけでなく、体調にも影響が。
梅雨時期に起こりがちなトラブルを知り、早めの対策をしていきまましょう。
皮膚の疾患
被毛に覆われている愛犬の体が湿気を帯びると、蒸れて雑菌が繁殖し、
皮膚トラブルを起こしやすい状態になります。
膿皮症やノミアレルギー性皮膚炎、マラセチア皮膚炎などが梅雨時期に多く見られる疾患です。
愛犬が体を痒がっていたら皮膚の状態をよく観察し、適切なケアを行いましょう。
耳の疾患
梅雨時期は耳の中が蒸れやすく、外耳炎などのトラブルが起こりやすくなります。
特に耳の垂れた愛犬は注意が必要です。
食中毒
食べ残したフードを置きっぱしにしたり、保管状態の悪いフードを口にすることで、
嘔吐や下痢、血便の症状が出ることあります。
梅雨時期は細菌が増殖しやすいので、フードの取り扱いに注意し、
不衛生な環境にならないように気をつけましょう。
愛犬にとって快適な環境を知ろう
以下のポイントを意識的に行うことで、梅雨時期に起こりがちな健康トラブルのリスクを減らせます。
室温と湿度調整
室温は２５～２６℃、湿度は５０～６０％に保つようにしましょう。
エアコンや除湿機、空気清浄機を上手に稼働させると良いですね。
また、雨だからと言って窓を閉め切るのではなく、時には窓を開けて部屋の空気を入れ替えましょう。
換気は、室内のカビの定着を防ぐ効果があります。
愛犬周りを清潔に
ケージ内やベッドまわりの抜け毛をこまめに掃除しましょう。
ダブルコートの愛犬は梅雨時期と換毛期が重なるので、特にしっかりと。
お気に入りのおもちゃは天気の良い日に洗って日干しをし、よく乾燥させます。
飲み水は１日に２回は交換して新鮮な水を用意しましょう。
また、食器の除菌も大切です。
愛犬が食べ終わった後の器にはバイオフィルム（ヌルヌル）が付着しており、放置すると雑菌の温床に。
専用の洗剤やスポンジでしっかり洗い、乾燥させてから使用しましょう。
熱湯をかけて消毒するのも良いでしょう。
雨の日にお散歩は必要？
雨の日に無理をしてお散歩に行く必要はありません。
室内で体を動かしたり、頭を使う遊びを取り入れると良いですね。
ボール遊びやロープ引っ張りっこ、トンネル遊びなどはいかがですか？
ノーズワークもおすすめです。
お散歩に行く場合は、レインコートやシューズがおすすめですが、
それらを苦手に思う愛犬に着せてしまうと、お散歩の時間がストレスになることも。
レインコートを選ぶ際、シャカシャカ言わない素材や視線を遮らないフードのものにするなど、
愛犬が気に入ってきてくれるものを見つけてくださいね。
簡単ホームケア術
サロンに足を運ばなくても自宅のケアを丁寧に行えば、
トラブルを起こさずに被毛をふわふわにキープすることができます。
１日１回のブラッシングを丁寧に。
普段から１日１回のブラッシングを習慣にしたいところですが、梅雨時期は特に大切です。
湿気の多い季節は皮膚が蒸れやすく、トラブルの原因になりがち。
ブラッシングをして毛と毛の間に空気を含ませると通気性が良くなり、
蒸れた状態を和らげることができます。
無香料＆天然成分１００％のグルーミングスプレー。サロンのようなふわふわな仕上がりに。
静電気が発生しにくい豚毛と、マッサージ効果のあるピンの合わさったブラシ。毎日のスキンシップに。
蒸しタオルのススメ
頻回のシャンプーは、皮膚が乾燥してトラブルの原因になることも。
さっぱりしたいときにおすすめなのが、蒸しタオルケアです。
やさしく拭き取るだけで、汚れもにおいもスッキリ。
愛犬への負担も少なく、おうちケアにぴったりです。
蒸しタオルケアのやり方
蒸しタオルは次のような方法で作れます。
・熱いお湯にタオルを浸し、かたく絞る
・濡らしたタオルを電子レンジで温める（５００Wで３０秒～１分ほど）
広げて少し冷まし、適温になったら、愛犬の体を優しく包み込むように拭いてあげましょう。
全身を温めながら汚れも落とせる、簡単なホームケアです。
蒸しタオルケアのうれしい効果
簡単で良いことがいっぱいな蒸しタオルケア。
・蒸気で毛穴が開き、汚れが落ちやすくなる
・ニオイのもとをやさしく拭き取れて、消臭効果も期待できる
・じんわりと温まることで、温浴と同じようなリフレッシュ効果が得られる
・ふんわり包まれる心地よさで、リラックス効果も◎
スキンシップに最適ですね♡
おうちシャンプーでふわふわ清潔に
雨上がりの散歩でとっても汚れてしまったら、ふき取るだけでは落ちきれないかも。
そんなときは、自宅シャンプーしちゃいましょう♪
やさしく洗って、しっかりすすぐ
コツを押さえると、短時間でスムーズにお風呂タイムをすすめることができます。
・体を濡らす前にブラッシングをし、抜け毛や毛玉をあらかじめ取りのぞいておく
・優しい水流で全身をくまなく濡らす
・シャンプーをよく泡立てて、たっぷりの泡を全身に乗せる
（ゴシゴシこすらなくて大丈夫！泡で包んであげるイメージで）
・しっかりとすすぐ
（脇の下や指の間にすすぎ残しのないかチェック！）
・リンスは薄く希釈して、全身にむらなく伸ばす
（毛穴を詰まらせないように、皮膚ではなく被毛に乗せてあげる）
・じゅうぶんにすすぐ
中まで十分に乾かして。
シャンプーを終えたら、ドライヤーを使って中までしっかりと乾かすことが大切です。
・吸水力の高いタオルで、水分をしっかり拭き取る
・ドライヤーを当てながら、毛並みと逆向きにスリッカーブラシをあてる
（濡れた毛束をほぐし、毛の根元を立ち上げるようにエアリーに仕上げる）
・手で触ってしっかり乾いているか確認する
プロのトリマーさん愛用のスリッカーブラシ
タオルドライでほとんどの水分を吸い取ると、ドライヤーの時間を短縮できます
まとめ
おうちでできるケア術、いかがでしたか？
大切なのは、無理をせず愛犬の体調や気持ちに寄り添ってケアをすること。
毎日のちょっとした工夫で、愛犬との絆も深まります。
梅雨の間も、ふわふわで元気な愛犬と楽しく過ごしましょう♡
