小型犬・超小型犬のオーナーさんに人気のハーネス。
体を包み込む形状で抜けにくく、のどや首に負担がかからないため
安心して着用できるのが特徴です。
気道がつぶれて呼吸が困難になる気管虚脱は、
小型犬・超小型犬がかかりやすい病気の一つで、
ハーネスの利用はその予防として有効だと言われています。
ここでは、そのハーネスをより安全に、負担なく使用する方法を紹介していきます。
今回のカバー画像のモデル犬は「@m436m_shino」さんです♪
お揃いのお洋服とハーネスがとっても可愛い仲良しショットを選ばせていただきました🎀
ハーネスを選ぶときに気をつけたいこと
メリットとデメリットを知る。
メリット
胴を包み込む形状をしているため、強くリードを引っ張った際も力が分散され、
のどや気管を圧迫することがありません。
また、体にフィットした状態で装着するため、抜けにくいと言えます。
デメリット
首輪に比べると、オーナーさんの指示が伝わりにくい面があります。
また、引っ張っても苦しさを感じにくいため、散歩時に引っ張り癖がつきやすい、
引っ張り癖を直しにくいこともデメリットでしょう。
抜けにくいとはいえ、後ずさりする動きに弱く、すっぽ抜けてしまうことがあります。
【小型犬・超小型犬7犬種対応】首輪とハーネスどちらが向いている? 選び方ガイド&おすすめアイテム紹介
愛犬の日常にあったハーネスを考える。
素材や形状について
ハーネスには、とても多くの種類があります。
「元気いっぱいに走り回るから、丈夫な素材でできたタイプが欲しい」
「肌が弱いので、柔らかく刺激のない素材のものが良い」など
愛犬には、どのようなハーネスがあっているかを、オーナーさんの目線で探しましょう。
重さや大きさについて
ハーネスは、小さなものから大きなものまでサイズが豊富ですが、
超小型犬の愛犬は、一番小さいサイズを選んでも大きい、
重いという場合があるので注意が必要です。
また、お出かけ先の過ごし方によっても、選びたいハーネスは変わってくるでしょう。
自然の中で駆け回る日には、しっかりとしたタイプが安心ですし、
カフェでのんびり過ごすときは、洋服を邪魔しないタイプを選びたくなります。
日常の過ごし方によって、愛犬にぴったりなハーネスは変わります。
サイズ選びは慎重に。
ハーネスを購入する際は試着をし、出来れば店員さんに
チェックしてもらうことをおすすめします。
締めすぎては呼吸がしづらく、緩すぎては抜けてしまう危険があります。
サイズ調整ができるタイプは、説明書をよく読み、「指が3本入るくらい」などの目安に沿って
正しく着用できるサイズ感をしっかりと把握しましょう。
愛犬をハーネス好きにするために。
ハーネスは着用にコツが必要だったり、時間がかかる場合があります。
愛犬が嫌がるそぶりを見せたときは無理強いをせず、段階を踏んで慣らしていきましょう。
前足を通せたらご褒美、頭を通せたらご褒美、といったように、
たくさん褒めて、ハーネスを好きになってもらいましょう。
パピー期から着用を始めるとスムーズですが、成犬でも時間をかければ大丈夫。
シニア期に入ると足や腰の問題から、ハーネス使用の必要性が高まることがあります。
その時に嫌がることのないように、早期に慣らしておくと安心です。
ハーネスをタイプ別に紹介
多種多様なハーネスを、大きく4つのタイプに分けて紹介します。
ベスト型
洋服のベストのような形状で、広い部分が布地で出来ているため、
着け心地のよいハーネスです。
柔らかい素材のものは肌が弱い愛犬におすすめ。
ファッション性が高いものも多いので、選ぶのも楽しいです♪
布で出来ている分、耐久性が弱い場合があるので、
お散歩の際には劣化がないか、しっかりと確認しましょう。
8の字型
二つの輪が連なった形状で、一つの輪を頭に通し、もう一つの輪を胴回りでとめる仕様です。
着用しやすく、準備に時間がかかりません。
手早く外出の準備を済ませたい愛犬にぴったり。
足を通さない形状なので、前足に触れるのを嫌がる愛犬にも
このタイプをおすすめします。
H型
大きな二つの輪に前足と胴を通して着用。
二つの輪をつなぐベルトが背中側とお腹側についており、愛犬の体にかかる力が分散されて
負担が少ない形状です。
肩甲骨の制限をしないため動きやすく、細かくサイズを調整できるので抜けにくいです。
ひっぱり防止ハーネス
お散歩時の引っ張り防止のトレーニングに適したハーネスです。
胸元にリードをつなぐ金具がついており、愛犬が前に引っ張ると
逆に後ろに引っ張られる構造でしつけ教室などでも使用されています。
不安や負担を解消するハーネス選び
ハーネスを選ぶ上での心配事を具体的に考えて、
大切な愛犬に合ったハーネスはどのようなものかを知りましょう。
着用に手間がかかるのでは?
ハーネスは着用が難しそう。時間がかかるのでは?と
心配に思うオーナーさんもいらっしゃるでしょう。
着用しやすい形状のものがたくさんあるので、安心してください。
例えば、8の字型のものは、頭を通して胴回りでとめるだけ。
数分でお散歩の支度を整えることができます。
肌が弱いので、負担になるかも・・・
歩く動作で、前足の付け根がハーネスと擦れて傷になることがあります。
お肌の弱い愛犬は、ハーネスの素材に注意して選びましょう。
柔らかい素材を使っているもの、クッション素材のもの、ベスト型ハーネスが適しています。
袖のある洋服を着た上からハーネスを装着することもおすすめです。
すっぽ抜けたりしない?
ハーネスは胴体を包み込んで着用するので、首輪に比べて
抜けてしまうリスクは低いのですが、万全とは言い切れません。
愛犬が後ずさる動作に弱く、特に頭が小さな犬種はすっぽ抜けてしまうことがあります。
そこで重要なのが、ハーネスのサイズ選び。
H型のハーネスは首回り、胴回りを複数箇所、調節できるものが多いので、
より愛犬の体にフィットさせて、装着することができるでしょう。
また、すっぽ抜けの対処として、首輪とハーネスを併用するダブルリードという方法もあります。
引っ張り癖があるので体への負担が心配・・・
首や気管への負担が少ないとはいえ、心配はつきないものです。
気管にかかる負担が心配な場合は、H型・Y型のハーネス
(H型のハーネスの首元がY字状になっている)がおすすめです。
ハーネスの着用による引っ張り癖は、デメリットと言えます。
引っ張り防止ハーネスを一定期間利用して、無理のない歩行を練習するのも良いでしょう。
おすすめのハーネス4選
ペルロス ハーネス
気管を圧迫しにくい設計。調節箇所が多く、まるでオーダーメイドのように着用できるハーネス。
首もとに留め具があり、頭を通すのが苦手な愛犬もらくらく装着。
カーリー ベストエアメッシュハーネス クラスプ
通気性の良いメッシュ素材を採用、軽量で着け心地のよいハーネス。
前足を通してベルクロ・フックで固定、リングをリードのナスカンでとめて3重のロック。
プラティコ エリートハーネス
装着簡単、前足を通してアジャスターを締めるだけ。洋服の厚みが変わってもサイズ調整がいらず便利。
サイズ1は胴回り20㎝~目安でかなり細身、超小型犬に選ばれるハーネス。
モンシェリ ボアウールハーネス
ふわふわなボアとウール混素材の柔らかなベスト型ハーネス。
サイズ調整アジャスターが直接体に当たらないので、着心地よく快適に装着できます。
まとめ
ハーネスは命を守る大切な用具です。
愛犬が喜んで着用してくれるハーネスに出会えると良いですね。
毎日の散歩がオーナーさんにとって不安がなく、
愛犬にとって負担がない、楽しい時間となりますように。

※ カバーのモデル犬「@m436m_shino」