\11月23日は「チワワEXPO 2024」/
滋賀農業公園ブルーメの丘へ遊びに来ませんか?

「ハイドロセラピー」入門♪ プティシアンのダイエット・運動不足解消に悩んでいるなら救世主になることも

「愛犬が太り気味で心配だけど、なかなか運動時間がとれない……」「運動が大好きだけど、関節に悪そうで思いっきり運動させるのは怖い……」

そんなふうに悩んでいるプティシアンのオーナーさんにおすすめなのが、週1回程度の利用で効率よく運動効果が得られる、「ハイドロセラピー」といわれる水中理学療法です。

プティシアン(フランス語で小型犬):トイプードル、ティーカッププードル、チワワ、マルチーズ、MIX(チワプー、マルプー)、ヨークシャー・テリア、ポメラニアンなどの小型犬、超小型犬

理学療法といっても、リハビリや、病気のワンちゃんだけに行われるものではありません。

ハイドロセラピーは水中で行うので、関節に負担なく運動でき、運動効果は陸上の4~5倍と効果も抜群。小型犬に多い膝蓋骨脱臼の予防にも効果がある、プティシアンにピッタリの運動方法なのです!

また暑い時期でも、水中であればいつでも運動可能。お散歩大好きな活発なワンちゃんも、熱中症の心配なく、たっぷり運動させてあげられます。

愛犬のダイエットや運動不足に悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてくださいね♪

目次

水中でトレーニングやリハビリをする「ハイドロセラピー」

ハイドロセラピーとは、「水中理学療法」のこと

ハイドロセラピーとは、水の浮力や抵抗力などを利用した理学療法のことをいいます。

専門スタッフがついて、犬用プールで泳いだり、「トレッドミル」と呼ばれる機械を使って水中で運動したりしながら、ワンちゃんの体をケアするセラピーです。

水中では浮力により関節に負担がかかりにくいので、小型犬に多い関節疾患のあるワンちゃんや、太り気味のワンちゃんでも安全に運動できます。

特に、チワワ・ポメラニアン・トイプードルなどのプティシアンは、パテラと呼ばれる膝蓋骨脱臼を起こすことが多い犬種です。

ハイドロセラピーでは、膝に負担をかけずに足腰のトレーニングができ、膝蓋骨脱臼の発症を予防、または進行を遅らせる効果があるといわれています。

また、水中での運動は水の抵抗力が働くので、ただ歩くだけでも陸上の4~5倍の運動量が必要。

週1回程度でも効果があり、短時間で効率よく運動させたい方にもピッタリですよ♪

スイミングや水中歩行で、楽しく筋力トレーニング♪

ハイドロセラピーで行うのは、プールやトレッドミルでの水泳や歩行運動、マッサージやストレッチなどです。

泳ぐのが初めてのワンちゃんでも、犬用のライフジャケットが用意されていて、専門スタッフに補助してもらえるので安心ですよ。

トレッドミルでは、水流や傾斜によって負荷をかけながら歩くなど、効果的に筋力トレーニングができます。

水中では、ただ立っているだけでも、バランスが強化され体幹を鍛える効果があるので、水中歩行のトレーニング効果は抜群です。

セラピーを行う際は、ワンちゃんの症状や目的・性格に合わせたオーダーメイドのプログラムが組まれます。

泳いだことのないワンちゃんも、まずは水に慣れるところからスタート♪

スタッフとの信頼関係を築きながらゆっくりと進んでいくので、水泳が初めてのワンちゃんでも、楽しみながら運動できますよ。

活発な子・太り気味の子・シニア犬には、ハイドロセラピーがおすすめ♪

シニア犬も安心!関節・足腰に負担をかけずに運動できる

ハイドロセラピーは、水の浮力がはたらくので、太り気味のワンちゃんやシニア犬でも、関節に負担をかけずに運動できるのが魅力。

チワワやトイプードル・ヨークシャーテリアなど関節疾患になりやすい犬種は、激しい運動が禁物とされていますが、水中であれば思いっきり体を動かして、エネルギーを発散できます。

またハイドロセラピーは、膝蓋骨脱臼や股関節形成不全を患っているワンちゃんや、神経疾患・関節炎などの慢性疾患で、陸上での運動が難しいワンちゃんの運動にも効果的。

水の特性によって痛みを伴わずに体を動かせるので、楽しみながらトレーニングができます。

そして水中運動は有酸素運動のため、体にほどよい刺激を与えて、心肺機能を強くする効果もあるのです。

短時間で効率的に運動ができ、体に余計な負担がかからないのはうれしいですね♪

プティシアンに多い、膝蓋骨脱臼(パテラ)の予防にも効果的!

ハイドロセラピーは、プティシアンが発症する可能性が高いといわれる膝蓋骨脱臼の予防や、進行を遅らせるのに効果があるといわれています。

膝蓋骨脱臼とは、膝蓋骨(膝のお皿)が内側か外側にはずれてしまう疾患のことです。

チワワ・ポメラニアン・トイプードルなどの小型犬は、仔犬のころから膝蓋骨脱臼を発症する可能性があります。膝蓋骨脱臼が進行すると、歩行に異常をきたすことがあるので、注意しなければなりません。

膝蓋骨脱臼の予防や進行を遅らせるためには、太らせないようにすること・膝蓋骨の周りに筋肉をつけておくことが重要です。とはいえ、陸上での過度な運動は膝に負担がかかりやすく、逆に悪化させてしまう可能性もあります。

その点、ハイドロセラピーでは、水の力によって、膝に負担をかけずに足腰のトレーニングが可能です。水中での運動は、ダイエットはもちろん、普段使っていない筋肉にも刺激を与え、膝蓋骨脱臼の予防や、進行を遅らせることにつながります。

ハイドロセラピーは、関節に不安があるワンちゃんも安全に運動でき、必要な部位に効果的に筋肉をつけられる、プティシアンに最適な運動方法といえるでしょう。

暑くて外で運動できない時期にも最適♪

気温が高くなってくると、散歩に行ける時間帯が限られ、なかなか外で十分に運動できないですよね。

そんな時ハイドロセラピーであれば、天気や気温に関係なく、思いっきり運動させてあげられます♪

水中運動は、普段の散歩の4~5倍の運動量があるので、短時間でも運動量は十分。思いっきり泳いだり、水の抵抗をうけながら歩いたりすることで、運動不足解消・ストレス解消にも最適です。

運動効果が高いため、筋力維持が重要なアジリティドッグや、美しく均整な筋肉が求められるショードッグなど、体のメンテナンスが必要なワンちゃんにも利用されています。

自信を取り戻す、メンタルケアの役割も!

ハイドロセラピーは、体だけでなく、心のケアにも効果があるセラピーです。

年齢や病気などにより、歩けなくなったり、立ち上がれなくなったりするワンちゃんは多くいます。

今まで出来ていたことが出来なくなると自信を失い、運動への意欲もなくなってしまいがち。その結果、どんどん筋力が衰えていく悪循環になってしまうことが多くあるのです。

あわせて読みたい
プティシアンは7〜10歳が老化の目安! 出やすい4つの症状&愛らしさ健在の老犬と豊かな生活を送るための... 愛犬に「下痢をしやすくなった」「ご飯を食べる量が極端に減った」「夜泣きをするようになった」「震えが出るようになった」などの症状が出たら、老化のサインかもしれません。プティシアン(小型犬)がシニア期に入る(=老犬になる)目安は7~10歳。老化の症状が出た愛犬と暮らすポイント6つを紹介。

しかし、陸上では立てない・歩けないワンちゃんでも、水中であれば出来ることが増えます。

少しの補助で立った姿勢を保ったり、スタッフがサポートしながら、ゆっくりと歩く動作をしたりと、体を動かす喜びを感じられるのです。

水中でスムーズに体を動かせる経験を積み、出来ることが増えると、ワンちゃんの自信回復につながります。

また、体を動かすことにより自律神経が整い、メンタル面でも安定しやすくなるのです。

ハイドロセラピーは、専門施設や動物病院・ペットサロンで探してみよう!

ハイドロセラピーは、専門施設や動物病院・ペットサロンで受けられる

日本ではまだあまり浸透していないハイドロセラピーですが、ハイドロセラピーを行う施設は少しずつ増えてきています。

以下では、ハイドロセラピーを受けられる施設をご紹介します。

【千葉県佐倉市】わんフィット リハビリサポートセンター

千葉県佐倉市にある「わんフィット リハビリサポートセンター」は、人間のリハビリセンターのように、動物にも十分なリハビリを提供できるよう設立されたリハビリセンターです。

ハイドロセラピーやリハビリをはじめ、ドッグマッサージやトリミングなど、ワンちゃんの健康を第一に考えたケアを行っています。

「わんフィット リハビリサポートセンター」のハイドロセラピーは、リハビリ・シニア犬・ダイエット目的のワンちゃんのケアを中心としています。シニア犬では10歳までに始めることが望ましいとのことです。

「わんフィット リハビリサポートセンター」では、自社プロデュ―スの水中運動機(トレッドミル)を使用し、水泳と水中歩行トレーニングを行っています。

水流や傾斜で負荷を調節でき、1頭1頭の症状や目的にあったメニューを受けられますよ。

その他の施設の例

ハイドロセラピーを受けられる施設は、他にも日本各地にあります。

東京都目黒区にあるのが、ハイドロセラピー専門施設である「J’s ONE」。独自開発のハイドロセラピー専用プールやハイドロアロマティック専門スパなどを使用し、オーダーメイドのプログラムが受けられます。

また、愛知県名古屋市にある「わんこラボ 白川店」はドッグプールの設備があり、インストラクターが一緒に入水し、ワンちゃんのレベルに合わせたハイドロセラピーが実施可能です。

その他にも、動物病院・ペットサロンでも、ハイドロセラピーを取り入れている施設が増えてきています。

健康状態によっては受けられないことも。まずは獣医師に相談を♪

ハイドロセラピーは多くのメリットがある療法です。しかし、以下のようなワンちゃんは、ハイドロセラピーが適さないといわれています。

  • 体内に腫瘍がある
  • 呼吸器系の疾患がある
  • 循環器系など内臓疾患がある

上記のように、健康状態に問題のあるワンちゃんの場合、ハイドロセラピーを安全に行えない場合があるので避けたほうがいいでしょう。

まずはかかりつけの獣医師に相談し、愛犬がハイドロセラピーを受けられるか判断してもらってくださいね。

まとめ

ハイドロセラピーは、関節に負担をかけずに運動できるので、ダイエットやシニア犬の運動に最適です。

また、真夏でも十分に運動させてあげられるので、運動が大好きな活発なワンちゃんにもおすすめ♪

お近くのハイドロセラピーの施設へ、ぜひ一度体験に行ってみてくださいね!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次