皆さんは愛犬をたくさんほめてますか? いけない事をしたらきちんとしかっていますか? 小さくてかわいいチワワにも、もちろんしつけは必要です。でも、犬を飼うのが初めてだと、どう褒めて、どう叱るかはとても難しく感じるものです。
あなたは間違ったしかり方、していませんか?
ここでは、正しいチワワのほめ方としかり方を解説していきます。
チワワの正しいほめ方
チワワも含めて犬のトレーニングの基本は、「こうするとほめられるよ」ということを教えることです。たくさんほめてあげて、チワワに「ほめられたい」「やりたい」というモチベーションを持たせてあげることが大切です。
ほめるタイミングも重要です。実際にできたときは、必ずすぐにほめてあげること。4秒以内がよいといわれていますので、タイミングを逃さず、すかさずほめてあげてくださいね。
ほめる方法には、「言葉」「スキンシップ」「ご褒美」の3つがあります。それぞれ時と場合により使い分けたり、合わせ技を使ったりして、上手にほめてあげてください。
言葉でほめる
上手にできたときは、すぐに言葉でほめてあげましょう。チワワは人間の言葉をきちんと理解することができます。ただし、簡潔で決まったほめ言葉を使うほうがよいでしょう。長い文章だったり、いつも違うほめ方だと、ワンちゃんも混乱してしまうからです。
<おすすめはコレ!>
「いい子ね」
「お利口さん」
「Good boy(girl)」
スキンシップでほめる
ほめる時は、言葉だけではなくてスキンシップの合わせ技も効果的です。ちょっと大げさなくらいたくさんほめてスキンシップしてもよいでしょう。信頼関係がぐっと深まりますよ。
<おすすめはコレ!>
・顔や首筋などを毛並みに沿って優しくなでる
・体をぎゅっとハグしてあげる
ご褒美でほめる
言葉とスキンシップだけでも十分効果はありますが、おやつをあげるとより効果的。
しつけの前に、チワワちゃんの大好きなおやつを用意して、できたら、ご褒美としておやつをあげましょう。ご褒美があると、チワワちゃんも頑張れるものです。
チワワの正しいしかり方
大前提として、チワワをしかる事はあまりおすすめしません。犬が悪い事するのは、飼い主さんを困らせるためではないからです。思うまま間に行動している犬にとって、なぜそれがいけないことなのかを理解することはできないからです。
チワワは頭の良い犬種です。飼い主さんが愛情をもってしつけを行えば、必ずマスターできるようになりますので、なるべく叱らずにほめて覚えさせる方向でしつけをしていくようにしましょう。
いつも同じ言葉で
褒めるときと同じで、叱るときも短く、いつも同じ言葉で叱るようにしましょう。また、名前で叱るのもNGです。怒られていない時でも、自分の名前でビクッとしてしまう、なんてかわいそうですよね。
<おすすめはコレ!>
「ダメ」
「いけない」
「No」
音を立てる
チワワは大きな音が苦手な犬種です。手を「パン」と叩くだけで、これをすると大きな嫌な音がする、と学習します。ただし、大声で怒鳴るのは禁止です。飼い主さんに怯えてしまい、信頼関係をうまく築くことができなくなってしまします。
ダブルスタンダードはダメ!
「前は、何も言わなかったのに今日は怒られた…」
「お父さんとお母さんで言ってることが違う…」
など、叱ることに一貫性がないとチワワも混乱します。自身の機嫌で叱ったり叱らなかったりも絶対にダメ。家族間でも、自分の中でも、ルールはしっかりと一貫性をもつようにしましょう。
叩いてはダメ!
強いストレスと恐怖心、警戒心が芽生えてしまします。人間不信から吠え癖や噛み癖がついてしまう事も。また、チワワは小型犬です。叩いてしまうことで、簡単にケガをする危険性があり、命にかかわることも。決して叩いてしつけはしてはいけません。
押さえつけてもダメ!
かつては、犬を床に押さえつけるしつけ方法もありましたが、これは間違いです。恐怖を覚えさせ、逆に噛んだり威嚇してしまうこともありますので、決して押さえつけたりしないでください。
チワワもほめて育てて!
元来、犬は飼い主さんに褒められることが何よりも喜びです。賢いチワワは、褒めるときは言葉をかけるだけでも十分伝わります。おやつなど大好きなものを与えながらだと、もっと効果的。
人間の子育ても一緒ですね。時には叱ることも必要ですが、ほめて伸ばす!これが一番です。