抱っこ嫌い?マルチーズの上手な抱っこの仕方と気をつけたいこと

「愛犬を抱っこしようとしたら噛まれた」「抱っこをしても暴れてしまう」

このような悩みを抱えているマルチーズのオーナーさんもいるのではないでしょうか。

マルチーズは比較的甘えん坊の性格で、抱っこが好きとされています。

しかし、抱っこの仕方が悪かったり、過去にトラウマを抱えていたりする場合は、抱っこを嫌がることがあります。

そこで今回は、マルチーズの正しい抱っこの方法を解説します。

愛犬が抱っこできなくて困っているオーナーさんは必見です。

今回のカバー画像のモデル犬は「@puripurimiel」さんです♪
きゅるるんフェイスとバブーシュカがかわいすぎるお写真をチョイスさせていただきました。🥺💗

目次

マルチーズは抱っこが苦手?

マルチーズは、抱っこが好きな傾向にあります

古くから愛玩犬として飼育されてきたマルチーズは、温厚で甘えん坊な性格です。

貴族から「抱き犬」として愛された歴史があり、信頼できるオーナーさんに抱っこされると、大人しく身を任せるマルチーズが多いでしょう。

しかし、すべてのマルチーズが必ずしも抱っこが好きとは限りません

なかには、過去のトラウマや生まれつきの性格によって、抱っこが苦手なマルチーズもいると理解しておきましょう。

抱っこが苦手な原因とは?

これまで抱っこが好きだった愛犬でも、さまざまな原因で抱っこが苦手になる場合があります。

ここでは、マルチーズが抱っこが苦手になる原因を4つ紹介します。

  • 抱っこにトラウマがある
  • 信頼関係が築けていない
  • 抱っこの仕方が悪い
  • 病気やケガで体が痛む

それぞれの原因について、詳しくみていきましょう。

抱っこにトラウマがある

「抱っこをしたら落ちそうになった」「抱っこのまま病院で注射を打たれた」など、嫌な経験をしたことがある愛犬は、抱っこが苦手になる可能性があります。

とくに子犬の頃のトラウマは成犬になっても忘れないため、注意が必要です。

抱っこをしているときに、愛犬の嫌がることをしないようにしましょう。

信頼関係が築けていない

超小型犬・小型犬の愛犬とオーナーさんの信頼関係が築けていない場合、抱っこをしようとすると逃げたり噛もうとしたりする行動がみられることがあります。

マルチーズは、心を許した相手には自分から甘えていき、穏やかに接することができます。

しかし、信頼関係が築けていない相手には警戒する可能性が高く、抱っこだけでなく触ることも拒否するでしょう。

愛犬に信頼されていないと感じる場合は、抱っこの練習をする前に愛犬とコミュニケーションをとる時間を作り、信頼関係を築くことが大切です。

抱っこの仕方が悪い

マルチーズが抱っこを嫌がる場合、オーナーさんの抱っこの仕方が間違っている可能性があります。

オーナーさんの抱っこの仕方が悪いと、体が不安定になり愛犬が不安に感じます。

とくに仰向けの抱き方は足が浮く体勢になるため、抱っこを嫌がる愛犬は多いでしょう。

また、オーナーさんが覆いかぶさるように抱っこすると、恐怖を感じるケースも少なくありません。

正しい抱っこの仕方を学び、超小型犬・小型犬の愛犬の抱っこに挑戦してみましょう。

病気やケガで体が痛む

急に愛犬が抱っこを嫌がるようになった場合、病気やケガが原因のケースが少なくありません。

病気やケガで体のどこかが痛いと、抱っこをしたときに痛みが強くなることがあります。

抱っこのときに痛みが出るのは、椎間板ヘルニア・内臓疾患・関節炎などの病気・ケガが考えられます。

抱っこをしたら「キャン!」と鳴いたり、どこかを庇ったりしている様子がみられたら、動物病院を受診しましょう。

マルチーズを上手に抱っこする方法

マルチーズに抱っこを好きになってもらうためには、正しい手順を知っておくことが大切です。

マルチーズを上手に抱っこする手順は、下記のとおりです。

    1. 愛犬の真横にかがむ
    2. 愛犬の前足の後ろから手を入れて、抱え込むように胸を持つ
    3. もう片方の手で小型の愛犬の後ろ足とお尻を支える
    4. 愛犬の体をオーナーさんの体に密着させて立ち上がる

    脇だけを持って抱えるような抱き方は、超小型犬・小型犬の愛犬の体に負担がかかります。

    抱っこするときは、必ず両足やお尻を支えて密着させることを意識しましょう。

    抱っこを嫌がるときは?

    正しい抱っこの方法でも、愛犬が嫌がることもあるでしょう。

    超小型犬・小型犬の愛犬が抱っこを嫌がるときは、無理やり抱っこしないことがポイントです。

    まずは背中や顔などを撫でることから始めて、オーナーさんが触れるのに慣れてもらいます。

    触られることに慣れてから抱っこに挑戦しましょう。

    また、抱っこをしながら愛犬のごほうびをあげるのも効果的です。

    ごほうびをあげると、「抱っこ中は良いことがある」と学習し、苦手意識がなくなる可能性があります。

    うまくごほうびを活用しながら、抱っこの練習をしていきましょう。

    マルチーズの抱っこが重要な理由

    マルチーズのような小型の愛犬は、いざというときのために抱っこをできるようにしておく必要があります。

    たとえば、動物病院では、抱っこができないと診察台にあげるのに苦労する可能性があります。

    また、交通量の多い道は、車と接触するリスクが高くなるでしょう。

    抱っこができると、とっさの状況で危機回避ができます

    ほかにも人通りが多い場所やほかの犬が多い場所でも、抱っこが必要になる場面があります。

    愛犬を危険から守るためにも、抱っこをできるようにしておきましょう。

    マルチーズを抱っこするメリット・デメリット

    ここからは、マルチーズを抱っこする際のメリット・デメリットを紹介します。

    マルチーズを抱っこすると、上記でも紹介した危機回避以外にも多くのメリットがあります。

    愛犬との絆を深めるためにも、抱っこは効果的です。

    しかし、マルチーズの抱っこにはデメリットも存在することを知っておくことが大切です。

    抱っこのメリット・デメリットをそれぞれみていきましょう。

    抱っこのメリット

    ・愛犬とのスキンシップになる

    抱っこは、超小型犬・小型犬の愛犬とのスキンシップになります。

    オーナーさんと体を密着させているので、安心感を与えることができるでしょう。

    ・スムーズに移動できる

    抱っこに慣れておくと、スムーズに移動できます。

    たとえば、人混みや交通量の多い場所は、小型犬のマルチーズにとって歩きにくいケースがほとんどです。

    抱っこをしてあげると、道の混雑具合は関係なく移動しやすくなるでしょう。

    また、抱っこで愛犬と一緒に入店できる店も増えてきています。

    抱っこに慣れていれば、外出先でも愛犬と一緒に楽しめることが多くなります。

    抱っこのデメリット

    ・抱き癖がつく可能性がある

    マルチーズは、本来甘えん坊の性格で抱っこが好きな傾向です。

    そのため、愛犬が要求するたびに抱っこをしていると、抱き癖がつく可能性があります。

    抱き癖がつくと、要求吠えをしたり飛びついたりなどの問題行動を引き起こします。

    愛犬が抱っこを求めてきても、毎回応えないことを意識しましょう。

    マルチーズの抱っこに役立つアイテム

    マルチーズの平均体重は約3~4kgです。

    小型犬とはいえ、外出中にずっと抱きっぱなしだと、オーナーさんも疲れてしまうでしょう。

    マルチーズを抱っこするときには、スリングやキャリーといった便利なアイテムを利用することをおすすめします。

    スリング

    スリングとは、犬を抱っこするときに使用する肩掛けバッグです。

    愛犬とオーナーさんの体を密着させ、抱っこを安定させることができます。

    また、腕の力はそこまで必要ないため、オーナーさんの負担も軽減できるでしょう。

    LOGOS バイカラードッグスリング

    シンプルなデザインのスリングです。

    洋服に合わせやすく、性別問わず利用しやすいのがポイント。

    表生地には防水性のある素材を使用しており、小雨のときでも使用できます。

    マンダリンブラザーズ ドッグスリング

    さまざまなカラーから選べるスリングです。

    フィット感があり、重さを感じにくいのが魅力。

    使用している生地には伸縮性があり、愛犬を入れたときの安定感は抜群です。

    飛び出し防止リードもついており、安全に配慮されています。

    キャリー

    キャリーは上部にカバーが付いており、愛犬の脱走防止対策ができるのがメリットです。

    2つ肩紐があるリュック型であれば、スリングよりも楽に抱っこできます。

    収納が多く付いているタイプもあり、外出先のさまざまな場面で活躍します。

    シティードッグ ネオプレーンバックパックキャリー

    水洗い可能なリュック型のキャリーです。

    大容量のポケット付きで使いやすいデザイン。

    肩紐はクッション性が高いため、肩への負担を軽減できます。

    側面にはメッシュ素材を使用しており、通気性がよいのも魅力です。

    ペティオ アドメイト hugmove 抱っこキャリー

    使っていないときは、畳んでウエストポーチとして使えるキャリーです。

    底板付きで愛犬の足元が安定。

    目隠しカバーも付いており、日よけとしても使用できます。

    肩紐を固定するベルト付き。

    安定感のあるキャリーを探しているオーナーさんにおすすめです。

    まとめ

    マルチーズは貴族の愛玩犬として飼育されていた歴史があり、甘えん坊で抱っこが好きな犬種です。

    しかし、過去のトラウマや病気・ケガなどが原因で、抱っこが好きではない場合もあるでしょう。

    抱っこは移動や危機回避のための手段として役立つため、日頃から抱っこができるように練習しておくことをおすすめします。

    抱っこが苦手な愛犬は、オーナーさんが触ることに慣れる練習から始めることが大切です。

    本記事で紹介した正しい抱っこの方法を参考に、愛犬の抱っこにぜひチャレンジしてみてください。

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