チワワを迎えたら必要な登録や予防接種についてまとめてみた

チワワを家族に迎えたら、飼い主として必要な登録があります。また、狂犬病で知られる予防接種も飼い主として愛犬に受けさせる義務があります。登録や通院は、手間ではありますが、チワワと一緒に暮らしていくためには、必ず必要なことです。後回しにせず早めに動きましょう!

この記事では、チワワを迎えてからの必要な登録と予防接種について説明していきます。

目次

飼い主の登録を行いましょう!

人が市役所に住民登録するのと同じように、ワンちゃんを飼ったら「畜犬登録」が必要となります。生後3ヶ月(90日)を過ぎると、30日以内に役所または保健所に出向いて手続きをします。

窓口に置かれている用紙に必要事項を気にして提出すれば登録完了。登録すると「犬」と書かれたステッカーと犬鑑札がもらえます。この2つはあなたが犬を飼っているという大切な証明になりますので大切に保管しましょう!

狂犬病予防接種を行う

畜犬登録の次は、狂犬病の予防接種を行う必要があります。畜犬登録を済ませたワンちゃんの飼い主の元へ、年1回、「狂犬病予防接種」の通知が届きます。そこに、日時と会場が書かれており、基本的には集団会場で接種します。

但し、大勢の犬が集まる会場が苦手な場合、指定の日時にやむを得ない事情で連れていくことができない場合は、近所の動物病院でいつでも接種することができます。※市区町村と動物病院では料金が変わる場合がございます。

予防接種のスケジュール

【生後50~60日頃】
母犬から譲りうけた免疫抗体が切れる頃に動物病院で最初の混合ワクチンを接種します。

【生後90日前後】
最初の接種からひと月後に効果を高めるために再度接種。同時に初回の狂犬病予防接種も済ませます。

【以後年1回】
狂犬病予防接種は毎年4月を目安に年1回のサイクルで接種します。

チワワに必要な伝染病予防接種

予防接種と聞くと狂犬病ワクチンを想像する方も多いと思いますが、狂犬病以外にも危険な伝染病はいくつかあります。

例えば、犬ジステンバー、犬伝染性肝炎、犬パルボウイルス感染症、犬レプトスビラ症など。病名だけ聞いただけではピンとこないかもしれませんが、一度の接種で3種類から10種類の伝染病に効果がある混合ワクチンが普及しています。

犬の体質や飼われている環境などによって受けるべき接種の内容が異なるので、子犬を飼い始めたらできるだけ早いうちに健康診断を兼ねて動物病院に相談に行くと良いでしょう。


▼主な伝染病の種類

狂犬病 よだれ、凶暴化、フラフラ歩くなどの症状。人間にも感染する病気です。
犬ジステンバー 初期は、高熱や咳、下痢など、進行すると痙攣などの神経症状が出て死に至ります。
犬伝染性肝炎 高熱や食欲低下、下痢、嘔吐、腹痛など。症状が酷い場合、突然死する可能性もあります。
犬レプトスピラ症 嘔吐や下痢、悪化すると腎不全から尿毒素を起こして死に至ります。人畜共通病です。主に土や媒介動物であるネズミの尿との接触により感染します。
犬パラインフルエンザ 激しい咳、鼻水、発熱、下痢など。気管支炎や肺炎を併発することがあります。
犬パルボウイルス感染症 心筋型は呼吸困難から死に至り、腸炎型は嘔吐や下痢、血便、脱水症状があります。
フィラリア 初期は軽い咳や血尿など。進行すると心不全などの全身症状から死に至る可能性があります。

大切な愛犬のため大事な登録と予防接種を行いましょう!

いかがでしたでしょうか。登録は、チワワを飼育する上で飼い主としての義務の1つですので必ず行いましょう。
予防接種は大事ですが、すべての予防接種が義務というわけではありません(狂犬病ワクチンは法律で接種が定められています)。かかりつけの動物病院の主治医とよく相談の上、接種してください。

また、予防接種後にワクチンの影響で体調を崩す子がいます。
予防接種後は激しい運動を控え(軽い散歩ならOK)、安静に過ごさせてあげましょう。一日程度注意深く様子を見てあげてくださいね。

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