知っておきたい!チワワシニア犬が気をつけたい病気(生活編)

チワワにもシニア期が必ず訪れます。その時に飼い主さんが気を付けるべき病気や体の変化に対処できることは、とても大切なことです。今回は、シニアチワワが気を付けるべき生活習慣の知識をご紹介します。

目次

10歳を機に変化し始める体調

10歳を過ぎても子犬の時期と何も変わらない生活を送るチワワもいます。いくら若く見えても体の中は徐々に老化していることは、直視しなくてはいけません。
それでも、捉え方次第ではシニア期を迎えたチワワと、毎日を大事に過ごせるという「気づき」にもなるのです。

どのような症状が出やすいのか?ある程度、加齢が原因の症状ばかりですので、適切に対処をすることで明るく快活な毎日を過ごせます。
飼い主として「10歳」という年齢を一つの目安にして、家の中にある危険な場所に立ち入らせないようにするなど、今まで以上の注意が必要になることは否めません。

眠る時間が少しずつ増えてきた【体力の低下】

これは確実に老化現象の現れです。よく眠る=健康という考え方は10歳までのチワワに当てはまることです。
そろそろ10歳を過ぎるという頃には、日中から寝てばかりというチワワも増えてくるものです。

これは生理現象として、徐々に体力が落ちてきている証拠です。このような状況が目立ち始めたら、まずは食生活を見直してあげることが賢明です。
これまで通りのドッグフードや手作りごはんの内容では、胃腸が付いて行かなくなっている可能性が高まります。

〇消化吸収の良い食事に切替える
〇1度に食べる量が減る場合には、日に数回に分けて与える

まずは栄養価の高いシニア向けのドッグフードと手作り食を併用するなどして、チワワのストレスにならないような食生活に少しずつ変化をさせることが肝心です。
体力を温存し免疫を強くする方向性を考えてあげてください。

これまで登れた段差が苦手になった【関節の老化現象】

これまで足腰のトラブルのなかったチワワでもシニア期になると急に、弱ってくるという可能性があります。特に、骨格が華奢なタイプのチワワの場合には、要注意です。

これまで一度も脱臼を起したことがなかった、というチワワでもシニア期になると、膝蓋骨脱臼が増えるなど関節系の疾患にかかりやすくなります。
そのために飼い主としては次のようなケアが必要になります。

〇できるだけ段差の少ない環境で過ごせるように工夫をする
〇ドッグフードを利用している場合には、グルコサミン、コンドロイチンなどが含まれているものに少しずつ変えていく
〇関節系のサプリメントを検討してみる

チワワにも心の変化が訪れる

耳が聞こえづらくなることで、飼い主さんがチワワの名前を呼んでもなかなか、反応をしないことも増えてきます。これをきっかけに飼い主さんはチワワの老化現象に気づき始めます。

そのうちシニア期を迎えたチワワの生活パターンをつぶさに眺めることで、さまざまなことに気が付くものです。

これまで穏やかだったチワワが急に、怒りっぽくなる場合もあります。これは心の変化の一つです。
また、飼い主さんに依存することが少なかった性格のチワワでも、甘えん坊になったり、急激に分離不安を起す場合もあるのです。

すべて、シニア期に訪れる変化として事前に飼い主さんが理解をしていることで、適切に対処ができます。
また、愛犬の急激な老化に対して慟哭することもなく、これまで通りの生活を少しずつ変えてあげることで、またいつも通りの穏やかな時間を取り戻せるのです。

シニア期を迎えることを明るく受け入れる

すべてがスローな雰囲気になりつつあるシニア期のチワワに対して、これまで通りの散歩やお出かけは負担です。そこで、ペットカートを利用してシニア期になる前から、気軽に乗せられるようにしてあげるのも思いやりです。

歩くのが徐々に億劫になってくるシニア期のチワワにとっては、快適な散歩が実現します。様々な好奇心が薄れてくるのも、加齢のためです。

できるだけ、季節の移ろいや外に出ることで得られる刺激を自然な形で与えることは、チワワのシニア期には必要なことです。それでも、自分の足で歩きたいという意欲的なチワワの場合には、その気持ちを尊重してあげてください。

体を動かして外的刺激を受けることは人間と同様にチワワの脳にも良い刺激を与えるのです。家の中にばかり居るとどうしても、シニア期の時間は単調になってしまいがちです。

そこは、飼い主さんの努力としてシニア期のチワワを少しでも快活に過ごさせる工夫をしてあげてくださいね。

健康診断は半年に一度受けることをおすすめします

これまでは一年に1度の健康診断だったチワワも10歳を迎えるころには、半年毎に、体調の変化をチェックしてもらうことが大切になります。血液検査や普段からの触診で、大きな病気を防ぐこと、察知することが可能になるからです。

飼い主さんは、自分が感じるチワワの加齢状態と、健康診断で得られる情報を上手に駆使して、一番快適にチワワが過ごせる方法を考えてあげてください。

シニア期をネガティブに捉えることは容易なことです。あえて、「一緒に年を重ねる」という発想の転換が出来た飼い主さんほど、楽しくチワワのシニア期を支えられるものです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次