チワワのお手入れの仕方は? 上手なケア方法

かわいいチワワに、ずっと健康で長生きしてもらうために、日々のお手入れはとても大切です。さまざまな犬種の中でも、チワワは比較的お手入れのしやすい犬種です。

トリマーさんや動物病院にお任せしてもよいですが、愛する我が子のためにご自身でチャレンジしてみませんか

ここでは、ロングコートチワワとスムースコートチワワ、それぞれの上手なお手入れ方法を解説! 愛犬のために奮闘する飼い主さんの参考になりましたら幸いです。

目次

チワワの日々のお手入れ

ブラッシング

ロングコートチワワは、スリッカーを使用して余分な毛を取り除きます。毛玉ができていないか、皮膚の状態は良いかなど、健康チェックも怠らずに。仕上げにはコームを使用するとよいでしょう。

短毛種のスムースコートチワワには、ブラッシングは必要ないと思われがちですが、実はスムースコートにも毎日のブラッシングは必要なんです。ラバータイプや獣毛ブラシやピンブラシで優しく整えてあげましょう。
▶ブラッシングの仕方はこちら!

顔周りのお掃除

チワワの大きな目の周りは、涙や目ヤニを放置してしまうと、被毛の変色”涙やけ”の原因にもなります。ホワイトやクリームカラーさんは特に注意です。

ぬるま湯をふくませたティッシュやコットンなどでやさしく吹いてあげてください。
また、長毛のロングコートチワワは口の周りも汚れがち。お食事の後にもお口周りを拭いてあげましょう。

歯磨き

人間と同じように、チワワも毎日の歯磨き習慣が大切です。お手入れを怠ってしまうと、歯の黄ばみや歯茎の変色、悪臭の原因となります。

さらに、歯石がたまることで歯周病を起こし、大切な歯を失ってしまうことにもなりかねません。

歯石除去は全身麻酔をしなければならず、少なからずリスクのある処置です。そうならないためにも、毎日お手入れをしてあげてください。

大人になってからでは大変ですので、子犬の頃から習慣づけて、口の中を触られることに慣れさせるとよいでしょう。

歯磨きの仕方は、まずはやわらかい歯ブラシを使い全体を磨きます。次にガーゼや指歯ブラシで歯と歯茎をまんべんなくこすります。
特に、奥歯は歯石が付きやすいので要注意! 健康で真っ白な歯、ピンク色の歯茎を保ってあげましょう。

チワワの定期的なお手入れ

シャンプー

抜け毛対策のためにも定期的なシャンプーは大切です。ただシャンプーのし過ぎは要注意!皮膚の皮脂をとりすぎてしまい、乾燥してフケの原因に。

通常は2週間に1回程度、多くても週1回で十分です。

ロングコートさんは、ドライヤーは念入りに。生乾きは、カビや皮膚病、毛玉の原因になるため絶対にNGですよ。
▶シャンプーの仕方はこちら!

トリミング

基本的にロングコートチワワであっても、体全体のトリミングは必要ありません。それは、チワワは抜け毛が多く、毛が伸びる速度もとてもゆっくりだから。

またカットすると毛質が変化してしまうとも言われているため、あの柔らかくてふわふわのロングコートチワワの毛質を保ちたいのであれば、カットしないほうが良いかもしれません。

それでも、こんなカットにしてみたいなどチワワのトリミングにあこがれている方は、トリマーさんとよく相談してカットしてくださいね。

トリミングが必要な部分もあります。肉球の間から長く飛び出してしまった毛と、お尻周りの毛です。
肉球の毛が伸びすぎてしまうと、フローリングで足を滑らせる原因になります。また、お尻周りは排便時に肛門付近の毛にウンチが付かないようにするためです。

耳掃除

立ち耳のチワワは、垂れ耳の犬種と比べると通気性が良く、それほど耳垢で汚れることはありません。

それでも、汚れは必ず溜まります。汚れに気付いたとき、もしくは少なくとも月に1回程度は定期的にお掃除してあげましょう。
お掃除方法は、コットンや綿棒に市販のイヤークリーナーを付けて優しく汚れを拭きとります。
奥の方はデリケートなため、綿棒は使わないほうがよいでしょう。奥の汚れは、自然に剥がれて落ちる仕組みになっています。
奥の汚れが気になる場合や、耳垢がベトベトする、いつもと違う臭いがする場合は、動物病院やトリミングサロンにご相談の上、処置してもらいましょう。

爪切り

犬の爪は、前足5本、後ろ足4本の計18本。

爪が伸びすぎてしまうと、肉球に食い込み痛がることもあるので、週に1回は爪切りをしてあげましょう。

また、伸ばしっ放しにしてしまうと、爪の中の神経と血管が一緒に伸びてしまい、爪切り時に血管を切ってしまうことも。

人間と同様に、神経や血管を切ってしまうと、出血もしますし、痛みもあります。

いわゆる深爪にならないように注意しながら少しづつ切るようにしましょう。

爪を切る角度は、垂直に切ります。白い爪は中の血管が見えるため、比較的に簡単にカットできますが、黒い爪は見えないため慎重に少しずつ切ります。

万が一、出血してしまった場合は市販のペット用粉末の止血剤がありますので、爪切りをする前に準備しておくと安心です。

ちょっと自分では怖いなと思ったら、慣れるまで動物病院やトリミングサロンにお願いしてもよいでしょう。

肛門絞り

犬には肛門の左右に肛門嚢(こうもんのう)という臭いの元である分泌物を溜める袋があります。
排便時に自力で肛門嚢の内容物を出せる犬もいますが、チワワなどの小型犬は、肛門腺を絞り出して排泄する力を持っていないことが多く、人の手で絞り出してあげる必要があります。これが肛門絞りです。

肛門腺を絞らずに放っておくと、炎症をおこしたり、ひどくなると出血したり膿が出ることも。

定期的にしっかりと絞り出してあげましょう。 肛門腺絞りの頻度は、個体差もありますが月に1回程度。チワワちゃんがお尻を擦りつけいる時は、肛門嚢に分泌物がたまっている可能性がありますのですぐに絞り出します。

かなり臭いのきつい液体が出ますので汚れないようお風呂場などでするのが良いでしょう。長毛種は汚れも落としづらいので、シャンプー前がおすすめです。

肛門絞りの仕方は、しっぽを持ち上げて肛門を中心にして時計の4時と8時の位置を、指でつまんで分泌液を絞り出します。

下から上に押し上げるような感じで絞り出すのがコツです。ご自身で難しい場合は、動物病院やトリミングサロンに連れて行ってあげてくださいね。

ケアをすることで愛犬チワワとの絆を深めましょう!

チワワは、体が小さい分、しっかりとケアするべきことが多い犬種の1つです。チワワは、抜け毛が多く、ブラッシングが欠かせません。

カットなどと一緒にシャンプーもプロに任せてしまうのは決して悪いことではありませんが、自宅でシャンプーなどケアの時間を共有することで愛犬との絆が深まります♡

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