チワワってすぐに震えるの?と、チワワと暮らし始めた頃には感じました。じゃあ、お留守番の時の防寒対策はどうすれば良いの?こんな時にはどのオーナーさんも迷いますよね?
今回は、チワワの寒さ対策やお留守番対策の防寒について、チワワ歴13年の私がこれまでの経験を元に正しい情報をまとめてみました。
チワワが寒がりな理由
ずばり!基本的にチワワは寒がりです。これは最初に知っておいてもらいたいことです。
その理由は…
〇小型犬の中でも特に体のつくりが華奢で小さい
〇寒さをダイレクトに感じやすい
などが考えられます。
同じチワワの中でも、体格の良いチワワもいますが、たいていの場合には寒さに弱く、冬場はしっかりとした防寒対策が必要になります。もちろん、お留守番や外出時にも寒がりチワワには、防寒対策が必須です。
体温調節
チワワは体が小さい分、自分の力で体温調節をするのが苦手です。冬を迎えると特に、オーナーさんよりもずっと低い場所で生活をしているチワワには床部分から伝わる「冷気」が大敵になることもあるのです。
冬場のお留守時にも、適切な防寒対策を怠ってしまうと、大切なチワワが体調を崩すことも珍しくありません。人が感じる以上に、寒さには弱いと考えてあげてください。それもチワワへの愛情の一つですよ。
チワワの中でも短毛種には特に注意!
チワワには豊かな被毛が魅力なロングコートチワワと、ツルンとした短毛が愛らしいスムースコートチワワの2種類がいます。
ほぼ、数センチしか体表に被毛が生えていないスムースコートチワワにとって、寒さはダイレクトに体の芯まで届いてしまいます。
冷えには特に注意が必要なことは、どのオーナーさんにも知っておいてほしいことです。例えロングコートチワワでも、基本的にチワワは「寒さに弱い」という概念を持っておいてください。
被毛の様子や体格などに関係なく、まず、チワワ=冬は苦手と言うことを前提に、いろんな準備を怠らないよう冬を楽しくそして快適に過ごせるように準備をしてあげましょう。「備えあれば憂いなし♡」ですよね。
寒暖差こそ体調を崩す原因
お住いの地域にとって寒暖の差が激しい場所もあります。オーナーさんが目を離した間にチワワが勝手に移動した場所が、底冷えしていることも多いのです。
つまり、チワワと暮らすときには防寒対策としては寒暖の差をできるだけ少なくしてあげる工夫が必要なのです。室温は冬場ならば24℃程度、湿度60%程度で過ごせると快適に過ごせるはずです。
私の経験上、とにかく寒暖差のないように同じスペースでできるだけ過ごせるように工夫をして、「過ごしやすい環境を整える」努力を心がけています。オーナーさんのちょっとした工夫でチワワの寒さ対策は、がらりと変わります。
寒さが原因でなりうる病気とは?
冬場の動物病院では「風邪ひきチワワ」と出くわす場面が多くなります。特に注意が必要なのは冬というのは、そもそも寒さのせいで免疫が下がってしまう時期です。
人間も同じですが、寒さの中に長時間居るとどうしても体調不良になりがちです。それはチワワも同じなのです。
お留守番が多いチワワのオーナーさん、どうかお部屋の温度と湿度、そして防寒グッズを十分に整えて、チワワが快適に過ごせるように工夫をしてあげてください。
冬の呼吸器疾患にはご用心を
空気が乾燥してしまう冬にはどうしても感染症にかかりやすくなります。基本的にはワクチン接種をきちんと行い、防寒対策をすることで未然に防げることばかりですので、オーナーさんは特に注意を払ってあげてください。
鼻水が出ている、明け方にコンコンと湿った咳をする、などの症状が少しでも見られたらすぐに、動物病院で正しく診察をしてもらってください。
特に、チワワは、食欲が落ちたり、下痢の症状が出やすいですので、不必要に寒い場所に連れ出すのは、控えた方が無難でしょう。
チワワの関節ケアは冬が肝心
寒くなるとどうしても、関節がこわばります。十分に温まっていない場所で急激に運動をすることで、体が小さいチワワの関節は悲鳴を上げるのです。普段の散歩回数が減ってしまう寒い冬場には、関節炎の症状にも気を付けてあげましょう。
例えば
①足を引きづるような歩き方をする
②動きづらそうな仕草をする
ような場合には、他に怪我の症状はないかなどを確認する意味でも、獣医さんに診察を仰ぐ方が安心です。
胃腸・消化器系の病気が多いのも冬
チワワの中には、四季を通じて胃腸が敏感で飼い主さんを悩ませる子もいます。我が家にも、冬場は特に胃腸の具合が弱くなり、動物病院にお世話になるタイプのチワワがいます。
お水を飲む量も減って、寒さのせいで消化能力が落ちてしまう場合もあるのです。そんな時に私が工夫をしているのは
①冬場は食べやすいウエットフードに切り替えて人肌に温めて与える
②普段食べないような食材を無理に与えずに消化の良いものを特に選んで与える。
ということです。手作り食で頑張っているオーナーさんも多いのですが、私は、市販のウエットフードに、食べやすいように野菜の煮込みをフードプロセッサーで滑らかにしてトッピングするようにしています。
冬場を元気に過ごしてもらうためには、体力を余分に消耗しないように心がけて、栄養分が行き届く食生活を守ってあげることも、チワワの寒さ対策の側面としてはとても重要なことなのです。
チワワが寒がっているときの仕草
チワワは寒さを感じると、わかりやすい仕草を見せます。もしかしたらそれは、オーナーさんへのサインなのではないでしょうか?できれば、寒がる前に対策をしてあげたいのですが・・・でも!オーナーさんがその様子をきちんと把握しておくことですぐに対策が取れますよね。
体を丸めて動こうとしない
チワワはとても賢いわんちゃんですので、寒さを感じると出来るだけ自分で体温をキープしようと体を丸めて小さくなります。そしていつもなら、名前を読んだら飛んでくるのに、なぜか動こうとしなくなります。
これはとにかく「寒い!」と感じている時の注意信号です。気づいた時にはすぐに抱き上げてまずは、暖を取れるように配慮してあげてください。
小刻みに震えが止まらない
チワワは寒がると顕著に震えで反応を示します。ガタガタと震えだしてそれが長く続くと、具合が悪くなるタイプのチワワもいるほどです。寒さに特に弱いチワワの場合には、震えが出る前に、暖かい場所に移動するなど、オーナーさんの機転が必要です。
チワワはすぐに震えますが、全体を100%と考えるとその70%が寒さのせいで震えていると考えても良いのです。出来るだけ寒さを感じさせないような対策がチワワには必ず必要です。
体を摺り寄せてくるとき
震えてはいないまでも、なんとなく体を寄せてくるときのチワワは、本当に可愛いものです。でもちょっと待ってください!もしかすると寒さを感じ始めているときかもしれないからです。
その時の気温や室温をチェックして、いつもよりも擦り寄ってくる回数が多いときには、寒がっている兆候として対処をしてあげてください。
お留守番の後に寄ってくるときには寂しかったという気持ちも加わるのですが、やはり冬の場合には寒さの方が深刻な場合も多いので注意をしておいてください。
チワワのおすすめ防寒対策
チワワの防寒と言えば「カイロ」「湯たんぽ」が真っ先に挙げられます。特に極小チワワと呼ばれる1キロ台のチワワは、夏場のエアコンが直接体に当たるだけでも寒さを感じるほどです。冬は特に寒がりますので、オーナーさんはお留守や外出時にも、安全な暖房器具をチワワのために準備をしておいてください。
エアコンと併用して上手に保温を
エアコンや一般的な暖房器具は、小さな体をしているチワワの足元まではなかなか、行き届かない場合も多いのが冬場です。そんな時にお留守番をさせるのはとても心配ですよね。
①服を着せるようにする
チワワの中には裸族で過ごす方が快適!と考えている子も多いようですがお留守番が多いチワワの場合には、四季を通して服を着せる習慣は大事になります。冬も、生地の暖かいものを選んで着せているだけでも防寒になります。
②ホットカーペットにはカバーをする
ホットカーペットの上で寝てしまうと危険な場合もあります。そこで低温に設定して、カバーを付けるようにすると安全です。冬のお留守番対策として必見です。
レンジタイプの湯たんぽはおすすめ
冬のお出かけ時や、小さな体の子には就寝時にも冬はレンジタイプの湯たんぽwを利用しています。6時間~10時間でゆっくりと温度が下がっていくタイプですので、急激に火傷をする恐れもありません。そういう意味でもとても安全なアイテムです。
寒さ対策としては外出時にもカートの中や、キャリーバックに忍ばせておくだけで、かなり防寒になります。薄手タイプのものだと、特に便利です。
ストーブには要注意を
パネルヒーターのようなタイプのものを、直接チワワが触ってしまうと低温火傷の恐れもあります。基本的に、チワワをお留守番させる場合でも、オーナーさんが在宅の場合においても、エアコン+防寒アイテムという方法をお勧めします。
チワワの防寒対策を見直しましょう
今回はチワワの防寒対策と、お留守番時の寒さ対策についてまとめてみました。体を冷やすことで、冬には病気を招く場合も多いので、一にも防寒、二にも防寒というのは、チワワのオーナーには大事な意識づけです。そして、冬の食生活にも少し視点を置いて、愛すべきチワワの健康を守ってあげてください。