最小で最強にかわいいチワワ。家族に迎えたら、まず最初に教えてあげなくてはならないのがトイレの場所です。愛情をもって、愛犬の様子をしっかり観察しながら手順通りに行っていきましょう!
トレーニングが思うように進まないこともあるかもしれません。でも大丈夫! 失敗を繰り返しながらも、成功体験を積み重ねていくことで、必ず覚えてくれますよ。
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- 1 チワワのトイレトレーニングって難しい?
- 2 簡単トレーニング方法
- 3 トイレトレーニングが失敗の原因は?
- 4 しつけ教室や専門のトレーナーに相談もあり⁉
- 5 しっかりトレーニングすれば必ず覚えてくれますよ
目次 -
チワワのトイレトレーニングって難しい?
子犬からお迎えする場合のトイレトレーニングは、それほど難しいことはありません。大事なのは、犬を迎えたその日から、トイレトレーニングをスタートすること。そして、理想は、犬を迎えた数日間は家族の誰かひとりは必ず家にいるようにし、集中的にトイレトレーニングすることです。
仕事やひとり暮らしで、平日が難しい場合は、愛犬をお迎えする日を土日や連休などと合わせ、一日中見ていられる期間をつくって、集中的にトレーニングをしましょう。
これから長い期間、愛犬と一緒に暮らすことになるのですから、トイレトレーニングに取り組む期間は数日〜数週間と、ほんのわずかな期間です。
早い段階で集中して取り組むことで、飼い主さんと愛犬にとって快適に過ごせるようになることは勿論、一緒にお出かけできる場所も広がっていくことでしょう。
簡単トレーニング方法
犬は、「トイレはここでするものですよ」と教えてあげなければ覚えてはくれません。自宅にチワワが来たその日から、トイレトレーニングをしていきましょう。
トイレトレーニングのゴールは、「トイレシーツの上でだけで排泄をする」ということを覚えてもらうこと。
そしてここがポイント! 大切なのは、排泄をてきるだけ「成功させる」ことです。なるべくトイレシート以外での排泄をさせないようにすること、「失敗させない」ことが成功の近道なのです。ここをクリアできると簡単にトイレトレーニングが完了することが多いです。
それでは、その手順をみていきましょう。
1.安心できる環境づくり
チワワが自宅に来てしばらくは、環境が変わって落ち着かないもの。しばらくはケージ、もしくはサークルの中を中心に過ごすようにします。
ケージの真ん中を柵で仕切り、両側にトイレシートを敷きます。犬の習性として、自分の寝床や落ち着ける生活空間から離れた場所に排泄するという行動を利用するためです。
チワワがおしっこをした側のトイレシーツをトイレとし、反対側に食事やドリンクボトルを設置します。また、寝床としても安心できるよう、クレートなどをこちら側に設置してもよいでしょう。
2.トイレのタイミングを知る
朝目覚めた時、食事をした後、運動した後など、排泄をしやすいタイミングでケージ内のトイレへ導いてあげます。
トイレトレーニングとは、愛犬が学ぶだけでなく、飼い主さんが愛犬の排泄のタイミングとサインを学ぶことも重要ですよ。よく観察してくださいね。
<排泄しやすいタイミング>
・寝起き
・遊びや散歩などの運動後
・興奮したあと
・水を飲んだあと
・食事のあと<トイレのサイン一例>
・そわそわしはじめる
・動きが速くなる
・左右にウロウロする
・床の匂いをくんくん嗅ぎはじめる
・その場でクルクル回りはじめる3.成功体験を繰り返す
排泄ができたら、ほめてご褒美をあげてください。「排泄ができたとき」であることだけでなく、「飼い主さんが見ている前でオシッコ、ウンチをするとよいことがある」と印象付けることがポイントです。徐々に学習し、自らトイレに行くようになるでしょう。
トイレトレーニングが失敗の原因は?
トイレトレーニングが最初からうまくいくとは限りませんし、成犬になってからある日突然粗相をしてしまうこともあるでしょう。また、成犬を譲り受けた場合なども、子犬に比べてトイレを覚えるのに時間がかかることがあります。
愛犬がトイレを失敗することには、必ず原因があります。愛犬とちゃんと向き合い、その原因を突き止めることで、粗相をすることも少なくなってくるはずです。
本来、犬は自分の好きな場所で排泄する生き物です。また、マーキングという習性もあります。愛犬に「人間の生活様式に合わせてもらう」わけですから、厳しく叱ったりせずに、根気よくトレーニングしていきましょう。
それでは、チワワがトイレを失敗する代表的な原因を挙げていきます。あなたのチワワちゃんに当てはまることはありませんか?
トイレの場所を間違えて認識している
いつも同じ場所で粗相をしていませんか? そんな場合はトイレの場所をちゃんと理解できていないという可能性があります。もう一度きちんとトイレの場所を教えていきましょう。
犬は、人間と違い、匂いでトイレを認識します。一度粗相をしてしまった場所などに匂いが残っていると、その場所をトイレと勘違いしてしまうことがあるんです。一度、失敗してしまった箇所は十分にふき取り掃除をして完全に匂いを断ち、場合によってはその場所に行けないような工夫をしましょう。
Point!
✔ 粗相をした場所に匂いは残さない家のあちこちでオシッコをしてしまう
それはマーキングかもしれません。犬には自分のテリトリーにマーキングする習性があるため、部屋のあちこちでオシッコをしてしまう事があるんです。
その特徴は、いろいろな場所に「少量の尿」をすること。去勢していないオスによく見られる行為ですが、メスでも稀にマーキングすることがあります。一番有効な手段としては去勢手術をすることです。
マーキングの原因は、飼い主さんより自分の方が上位であると思っているところからきています。大事なのは、飼い主さんの方が自分よりも立場が上だと認識させてあげること。そして、トイレの場所をきちんと認識させ、トイレに成功したらすぐに褒めてご褒美をあげること。飼い主さんに褒められたい!とチワワは頑張るはずです。
Point!
✔ 可能であれば去勢する
✔ 飼い主さんより自分が優位であると思わせない粗相をするとかまってもらえる!と誤解している
チワワの粗相を見つけた時、「あーっ!」「きゃー!」などと大きく反応してしまっていませんか?
粗相をすると「飼い主さんが反応してくれる!」「構ってもらえる!」と誤解してしまっているかもせれません。さみしがり屋の子や愛情が足りていないと感じている子が、飼い主さんの関心を引くために、わざとトイレではない場所で用を足すという問題行動を起こしているのです。
そんな時は、粗相しても無関心を心掛けてください。また、叱ろうして追いかける行為は、遊んでくれていると思いがちなので避けること。そして、まずはワンちゃんを他の場所に移動させてから片づけをしてください。粗相をすると飼い主が駆けつけてくれると、誤解を生ませないためです。
Point!
✔ 粗相をしてもノーリアクションで
✔ 追いかけて叱らない
✔ 掃除のときはチワワを他の場所へあとちょっと! トイレシートからはみ出してしまう
ちゃんと自分でトイレでできるようになったけど、シートからはみ出しちゃうというのはよくあることですね。前足はシートにかかってるのに後足もお尻もシートからはみ出してしまっているのです。
トイレトレーは使用していますか?
トイレシートだけ床に敷いている場合、薄くてトイレとの境目がわかりずらいのかもしれません。チワワの場合、極小サイズですからトイレシートのサイズはもちろん小さいサイズで大丈夫ですが、トイレトレーを使うことも検討してみてください。
はみ出さずに上手にできた時だけ、ほめてご褒美をあげてくださいね。
Point!
✔ トイレトレーを使う食糞をしてしまう
犬がウンチを食べてしまう「食糞症」。この行動はチワワにもみられることがあります。珍しいことではないですし、医学上おおきな問題があるわけでもありません。
でも飼い主さんにとって気持ちのいいものではないですよね。子犬の時期に見られることが多いですが、成犬でも食糞行動が起きることがあります。
ウンチの排泄後は、まずはご褒美をあげてほめます。そのままチワワの気をそらし、ウンチはすぐに片づけてしまいましょう。ただ、いつも見ていてあげられるとは限りませんよね。食糞にもさまざまな原因がありますので、原因を突き止めて解決していきましょう。
「注目されたい!」
飼い主さんの愛情がたっぷりほしい性質のチワワ。食糞をすることで飼い主さんの気を引こうとしている場合があります。オシッコの粗相と同様、大げさにリアクションを取らないことが大切です。「ストレス!」
留守番をしているときだけ食糞をする時は、留守番のストレスが原因かもしれません。寂しくて、退屈で、時間を持て余して食べてしまうのことがあります。まずは、留守番前にしっかり遊んであげて疲れさせると、留守中にぐっすり寝てくれます。寂しさを紛らわせるために、大好きなオモチャを留守番の時だけ用意するのもよいでしょう。「消化不良」
消化機能が落ちている場合、未消化のものが含まれてるためにウンチを食べてしまうことがあります。消化を助けるためのサプリメントや、出てきたウンチが犬の好みでない味(例えばトウガラシなど)に変化するサプリメントなどを試してみるのもよいでしょう。Point!
✔ 食糞してもノーリアクション
✔ 遊んであげられるときは愛情たっぷりに遊んであげて
✔ 食糞防止のサプリメントを試してみても◎しつけ教室や専門のトレーナーに相談もあり⁉
愛犬のトイレトレーニングがうまくいかずに心理的負担を感じることがあれば、無理はしないこと。飼い主さんと同じように、チワワもストレスを感じているはずです。
そんな時は、しつけ教室や専門のドッグトレーナーに相談するなど、プロに頼るのもひとつの方法です。
排泄の失敗には、さまざまな理由や経緯があって、ワンちゃんごとに異なります。きちんと専門家のサポートを受けて、個々のワンちゃんに合った方法で改善することをお勧めします。
また、頻繁な粗相には健康面に問題がある場合もあります。異変を感じたら早い段階で獣医師へ相談しましょう。
そのような際に、日頃の排泄の記録を付けていると便利です。特に老犬などはしっかり観察してメモを残しておくのもよいでしょう。
しっかりトレーニングすれば必ず覚えてくれますよ
トイレトレーニングは、犬を迎えたその日からがスタート。早い段階からしっかりサポートしてあげれば、子犬のトレーニングはそれほど難しいことではありません。
また、何歳になっても繰り返しトレーニングしていく事で必ず覚えてくれます。
小っちゃくて見ているだけ可愛いチワワは、甘やかしがちになってしまうかもしれません。でも、最初が肝心。後々、飼い主さんも愛犬もストレスなく、快適に暮らしていけるよう、しっかりトイレトレーニングをしてくださいね。