チワワちゃんの平均体重は1.5から3kgと言われます(出典1)。低体重で生まれた女の子”チロちゃん”とママの6年間の記録です。
※プティシアンマガジンでは、オシャレでかわいらしいプティシアンの子たちをセレプリティー(セレプ)と呼んでいます♡
1.5kg未満の小さな”チロ”ちゃんママでチワワライターのNatsukoさんは、大のチワワちゃん好き。チワワちゃんをおうちに迎えたいと思い、ブリーダーさんから迎え入れたのは8年ほど前。しかしながら、おうちに来たチロちゃんは思いの外、小さく、一歳になっても手のひらに乗ってしまうほどだったと言います。
夜間も2時間おきに見守った1年間
真綿のように軽かったチロちゃんは、寝返りを打つ力も足りないほど、小さな赤ちゃんでした。
もし、自分が寝ている間に、ベッドに挟まってしまっていたら、、、そう思うと、ぐっすり眠ることもできず、2時間ごとに起きては、チロちゃんの安全を確認しました。
あまりに小さな体なので、ベッドに少しの段差もできないようにできる限りの工夫をしました。それでも、眠い目を擦りながら目を開くと、鼻先が隙間に入りかけていて、もう少しの間このままだったら、、、と、背筋が凍ることもありました。
チロちゃんがおうちに来てから1年間は、かわいい寝息を立てていることにホッとして、明日も元気に生きてくれたらと祈りながら、また眠りにつく日々でした。
低体重で生まれることは生命力との戦い
小さな体には、常に生命へのリスクが伴います。
寒暖差に弱く、転倒したら一大事。怪我や不調があれば、それに打ち勝つだけの体力がありません。
“少しでも体重を増やして、体力を増やしてあげたい。”
お口も小さく、消化器も小さいチロちゃんは、一度にたくさんの量は食べられず、ウェットフードを5回に分けて、食べていました。
なんとか体重を増やしてあげたいと、夜間も食事をするにもかかわらず、体重は増えては減っての繰り返し。
「小さくてかわいいね〜」と、他のママに褒めてもらう度に、褒めてもらっているのはわかりながらも、笑顔を返すことはできず、”小さい子にとっては、健康に過ごせることは当たり前ではない”という事実に心が締め付けられる思いでした。
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